はな・hana~お花の時間「菜の花」

 

   

H31年 3月1日 『はな・hana』 放送内容

 

<今月のお花>

【菜の花】  アブラナ科

アブラナ科アブラナ属の植物全般をさし、大きく分けて在来種の“アブラナ”と、

西洋種の“西洋アブラナ”があります。

よく見かける「菜の花」は「西洋アブラナ」がほとんど。

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<菜の花にまつわる話>

・『千利休が切腹を命ぜられ、最後に生けた花は「菜の花」だった』 と伝えられています。

 

・『菜種梅雨』・・・主に3月半ば~4月前半にかけてのぐずついた天気を言う。

この時期には、関東南部から九州にかけてアブラナが開花している事から名付けられた。

 

・『菜種月』・・・春先によくみられる、かすみの掛かった月、おぼろ月。

 

・俳 句・・・「菜の花」は晩春の季語。

“ 菜の花や 月は東に日は西に ” (与謝蕪村)

 

・唱歌 『朧月夜』 「菜の花畠に入り日薄れ ♪」  長野県生まれ高野辰之が作詞。

 

 

<菜の花の用途>

・切り花用・・・1月から3月まで「生花」として市場へ出荷。(淡路島など全国各地)

切り花産地で見られる菜の花畑は“切り取った残り株”が開花したもの。

 

・食用 “菜花(なばな)”・・・春の食材、花芽のついた若い茎を切り取って市場出荷。

 

・蜜採取・製油・緑肥への利用・・・養蜂業者と農家が提携し、花の蜜を集めるために栽培し、

集蜜後はトラクタで田畑にすき込んで肥料(緑肥)としたり、種子を製油所で「菜種油」に。

 

・景観作物・・・地域景観を良くするために、市町村やJAなどが中心となって道路沿いに植える。

 

 

<菜種油とキャノーラ油>

・日本では古くからアブラナの種子(菜種)から搾った「菜種油」を食用にしてきました。

ただ、過剰摂取によって心臓に害を及ぼすエルシン酸が多く含まれます。

アメリカでは菜種油は食用禁止されていましたが、カナダの農業研究者がエルシン酸などを

ほとんど含まない新品種「キャノーラ品種」が開発しました。

このキャノーラ品種から搾油された菜種油を「キャノーラ油」と呼びます。

 

・輸入されるキャノーラ品種の菜種は、遺伝子組み換えかそうでないかは区別なく扱われ、

通常の搾油法では一度に大量に搾油することができますが、化学製品が数種類用いられるそうです。

日本の菜種は遺伝子組み換えのものは用いていません。

また、時間と労力をかけて菜種油を搾油し作っているので、高品質の国産の菜種油はとても希少です。

 

 

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