はな・hana~お花の時間「苔の話」

 

   

R1年 5月17日 『はな・hana』 放送内容

 

<今月の花>

【苔の話】 

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・日本にはおよそ1800種類の苔が自生していると言われ、園芸用で利用されるのは30種程度。

・種で増えるのではなく、胞子体を使って菌類のように増えたり、体の一部を分化させて繁殖したり、

生き抜くための知恵をたくさん持つ賢い植物です。

・生育環境が少し変わるだけで同じ種の苔でも柔軟にその姿を変えて適応し、

枯れたように茶色くなっても、環境さえ整えば苔は繁殖を続けます。

・コケ植物は根を持たず、葉や茎から直接水や養分を吸収するため、土がなくても岩やコンクリートの上でも生育ができるからです。

・身近に見かける苔

「ギンゴケ」・・・日本で最もポキュラーな苔。アスファルトの隙間やコンクリートの壁と道路の間。

歩道と道路の段差などにこんもりとコロニーをつくっているのを何気なく目にしているのでは。

「スナゴケ」・・・日当たりの良い石垣や土・石・コンクリートの上などどこでも見ることができます。

紫外線にも雪にも、寒風にも強い苔、日本全国どこででもみることができます。

・コケ玉・・・観葉植物などの根をコケ植物をボール状にして包みます。

コケ植物の保水力を利用して独特の緑を楽しみます。

 

*水はコケ植物にとって大切だとはいっても、ある程度は水はけをよくすることも大切。

(水やりをした後にシートを被せたり、落ち葉をそのままにしておくと蒸されて死んでしまう)

早く成長させようと肥料を与えることもよくありません。

(養分の吸収は根からではなく葉や茎から直接行われ、葉には調整能力がないため、必要以上の養分を吸収し枯れてしまう)

 

<京都の寺に多いコケの庭>

・京都にある有名なコケ庭の多くはスギゴケやその仲間であるウマスギゴケがよく使われています。

「スギゴケ」・・・葉の形がスギに似ているところから付けられた。

京都の寺にスギゴケが多いのは、竹箒などで落ち葉を掃くとき、簡単にはがれないことや見た目の美しさ。

京都の豊富な地下水と土の質が生息に適合しているからだと言えます。

・梅雨時になると「苔の美しい季節!」といいますが。春と秋に新芽が出てとてもきれい!

春と秋の2回の成長期。春に成長し、夏の暑さが和らぐ初秋から秋にかけてもう一度成長。

・京都・西芳寺(苔寺)の境内には92種ものコケ植物が植えられているといわれています。

 

【三千院の苔】

苔が美しい2つの古い庭。

「聚(しゅう)碧(へき)園(えん)」

・・・豊臣秀吉が建てたとされる風格のある客(きゃく)殿(でん)(客を迎える建物)から見える庭園。

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「有(ゆう)清(せい)園(えん)」

・・・わらべ地蔵 往生極楽院南側、弁天池脇にたたずむ小さなお地蔵さまたち。

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四季折々の花々

シャクナゲ、シャクヤク、シャガ、アジサイ

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