R1年 8月2日 『はな・hana』 放送内容
<今月の花>
【アサガオ】 ヒルガオ科サツマイモ属
・「サツマイモ属?」どちらも長いつる状の茎が伸び、ラッパ状の花を咲かせるという共通点あり。
・原産はアフリカ(東南アジア?)のような熱帯地方。各地に伝わるうちに温帯気候に適した植物に。
・奈良時代末期に中国から日本へ。種が下剤や利尿薬として利用され高価な薬として貴族などに。
・現在のように観賞用の植物としてなったのは江戸時代。
・市販の朝顔は、大きく分けて「日本朝顔」と「西洋朝顔」に。
「日本朝顔」の葉には細かい産毛が沢山生えているが、「西洋朝顔」の葉には生えていない。
「日本朝顔」は早朝に咲いた花が昼頃にはしぼむが、「西洋朝顔」は午後3時くらいまで咲く。
「日本朝顔」は成長した葉っぱの脇に花が1輪だけ咲くが、「西洋朝顔」は3~4輪咲く。
・緑のカーテンとして育てるなら、
「西洋朝顔」が最盛期を迎えるのは晩夏以降のため、遮光目的の緑のカーテンには「日本朝顔」のほうが向いている。
・花色は黄色と黒以外はほとんどあり、一重咲きに八重咲き、フリルの花びらも。
・アサガオの摘心
「アサガオのツルを横に広げて葉っぱでグリーンカーテンを作りたい」
「花が小さくなっても数多く咲かせたい」
・・・6月中旬~8月下旬に草丈50㎝ほどで摘心し新しくツルを発生させる。
その新しいツルも約50㎝で摘心し、さらに枝数を増やす。枝が増えると葉や花数も比例して増える。
・アサガオの種を採りたいときは、花が終わった後も花がら摘みをせずに放置。
しばらくすると緑色の実がつき、その後茶色くなりガクが反り返ったら種を収穫するタイミング。
内側の黒い種を取り出し、ジッパー付きビニール袋(乾燥剤も)に入れ、
次シーズンまで保管。
【折り紙で「花」を折る】
アサガオ・バラ・スイセン・アヤメ など
<折り紙の歴史>
・7世紀初めに大陸から紙の製法が日本に伝えられ、その後に薄くて丈夫な「和紙」が生まれる。
はじめは写経や記録が紙の主な用途だったが、神事にも用いられるようになり神への供物など様々なものを紙で包むようになる。
やがて包んだとき紙に折り目がつくことに着目し、包みを美しく折って飾る儀礼折が生まれてきた。
・室町時代(14,15世紀)に入ると様々な礼法が整えられ、紙包みの礼法(儀礼折)もそのころ考えられたもの。
やがて礼法や決まりから離れて、折り方そのものを楽しむようになったのが「折り紙」。
・江戸時代に入ると紙の生産量も増え「折り紙」はいっそう庶民に親しまれるようになる。